神社の鳥居

 子供の頃、通学路に何件か神社がありました。神社の入り口には必ず鳥居があります。鳥居を前にして子供たちがすることはただ一つ。  鳥居の上に石を乗せるのです。子供たちが鳥居を囲んで鳥居の上に乗せるため石を投げます。子供の身長と腕力なのでなかなかうまく乗ることはありません。  石を乗せることに何の意味があったのか。実は、鳥居の上に石を乗せたら石を乗せた人の願い事がかなうという言い伝えがあったのです。子供たちは、「ジュースのみたい」とか「ラーメン食べたい」とか口々に叫びながら石を放り投げていました。乗ることはごくまれなので、実際に願い事がかなったことがあったのか覚えていません。  願い事のためというよりは、子供たちの腕自慢を披露する場だったのかもしれません。うまく乗せられた子供は、その場では一目置かれる存在になりました。  おそらく、今は鳥居への石乗せは行われていないでしょう。頭上を石が飛び交うことは冷静に考えて大変危険なことです。当時は、子供はけがをした場所から成長すると言われていました。子供のけがはたいして問題にならなかったのです。  田舎町のそう昔でもないころのお話でした。 脱毛サロン今時女子の人気比較